コンサルタントの水田です。
先日、出張で松山に行ってきました。
週末にクライアントの研修と会議を行い、2日目の午後は少し空き時間ができたため、久々に大学の同級生に会う事にしました。
お互い関西の大学で出会い、4年間を共にした仲です。2人ともバイクが好きで、よく大学時代にツーリングに行ったものです。
そんな大学時代の友人と、なんと15年の歳月を経て会う事になったのです。
松山市駅の前で待ち合わせし、そしてすぐ近くの昼間でもお酒の飲める店に入りました。
15年ぶりという事もあり、非常に懐かしい感じ・・・しかし、話をすると大学時代の空気感と何も変わらない。
そんな変な感覚を味わいながら会話が進んでいきました。
最初は昔を懐かしむような会話をしていましたが、段々と仕事の話に。そして会話が進むにつれて金融商品の話になってきました。
ちなみに友人は銀行員。そして私も前職は金融系であったため、何となく金融商品の話に発展しました。
話題は老後のための節税対策。我々の世代は超就職氷河期でした。
就職先もままならない状態で、多くの学生が希望する会社や職種には就けず、就職先を見つける事がやっと。
苦労して働き出したものの、今後は老後の年金問題。今、引退している世代ほど社会保障制度が担保されないため、その資金をいかに確保するか。
そして利回りの観点だけでなく、節税も含めた金融商品の選び方について議論していたのです。
iDeCo、ふるさと納税、年金保険、株式投資に投資信託など様々な事を議論をしました。
そしてお互い恵まれていない時代背景に・・・「備えあれば憂いなしやなぁ~」
そんな事をしみじみと感じていたのです。
営業活動における資産とは
「備えあれば憂いなし」
この言葉はビジネスにとっても重要な言葉です。
我々が未来にリスクを感じているように、経営者の方々も未来にリスクを感じている人は多いと思います。
じゃあそんな不確実性の高い未来に対して、会社はどのような資産を築くべきなのでしょうか?
それはアンドリューカーネギーの名言が、その答えを表しています。
「私の全ての財産を持っていってもかまわない。ただし、『顧客台帳』だけは残しておいてくれ。そうすれば、私はすぐに今の財産を築いてみせる」
会社の中で最も重要な資産とは、現金でもなく、工場や設備でもない。
それは「顧客台帳」。そして顧客台帳は単に持っているだけでは意味を成しません。
関係性を築いてこそ資産になるのです。あなたの会社は顧客との関係性をマネジメントする仕組みは備わっていますか?
KPIカウントシートを使って、関係性を担保すべき顧客を選び、そして信頼残高が積めているかどうか。
それをマネジメントするのがあなたの仕事なのです。