予材管理の現場から 予材管理ブログ

あなたの白地は現実的?


予材管理クラウドサポートスタッフの北村です。
みなさんは子供の頃の「将来の夢」を覚えていますか?

私は5歳のときは「美容師」(母が美容師だったため)、その後6歳のときには幼稚園の担任の先生に憧れ、
それから中学校3年生まで「幼稚園の先生」になりたいと言い続けていました。

「幼稚園の先生になる」と決めた6歳のときに、母に「幼稚園の先生になるには何が必要?」と尋ねたことを今でも覚えています。

そう聞かれた母が「うーん、ピアノが弾けないといけないかな?」と答えたので、「じゃあ、ピアノを習いたい!!」とお願いし続け、6歳から中学3年生までピアノ教室に通わせてもらいました。

小さい頃の将来の夢はキラキラしたもの?!

今思い返してみると、なんだかちょっと現実的な子供だったのかな?なんて思ってしまいます。
私が通っていた幼稚園では卒業アルバムに「将来の夢」が書かれているページがありました。

そのページを見てみると、仮面ライダー、セーラームーン、プリンセス、サッカー選手…など思い思いに書かれています。
何のしがらみもなく自由に描かれた夢はキラキラと輝いて見え、少し羨ましく思えてきます。

大人になるにつれ、色々な経験をし、現実を知り、出来るかもしれないのに「出来ない」と思ってしまったり、可能性を探すことや自由に思い描く事が苦手になってしまう人も少なくないのではないでしょうか。
久しぶりに開いた卒業アルバムを見ながらひとりそんなことを考えていました。

あなたの予材に「夢」はありますか?

予材管理には「仮説」を描く「白地」があります。
「仮説」ですので営業パーソンが自由に描いていいのですが、当然「将来の夢」とは違いますので描く際には「論拠」が必要です。

とはいえ、営業パーソンの予材管理シートを見ていると、どこか現実味のある仮説(ここ最近で似たような事例があるものなど)しか描けていない方がいらっしゃいます。

どうしても今までの経験から頭が固くなってしまい、現状で実現可能そうな仮説ばかりを描いてしまう状況です。
先ほどの将来の夢でいえば、現実的に「仮面ライダー」になんてなれるわけがない…。
と決めつけ実現の可能性を考える前に断ってしまっている状況に似ています。

確かに「仮面ライダー」は現実にはいませんが、視野を広げ、ありとあらゆる可能性を考えてみると、スタントマン、俳優、声優…と「仮面ライダー」になる可能性はゼロではなかったかもしれません。
もしかしたら小さい頃に夢見た仮面ライダーにだってなれたかもしれないのです。

実は白地を拝見していると、まだ経験が浅く頭が凝り固まっていない営業パーソンの方が自由な発想で面白い白地を描けていることもしばしばです。

「こんなことでお客様のお役にたてるのではないか?…いや、でもそんな前例ないし…」と考えてしまうかもしれませんが、決めつけずに考えてみるときちんと論拠を持った白地として描けることが多くあります。

みなさまは、すぐに実現可能そうな現実味を帯びた白地ばかり描いていませんか?
もっとあらゆる発想で色々な角度から可能性を考えてみると、ワクワクするような白地が描けるかもしれません。