予材管理の現場から 予材管理ブログ

忙しい営業の〇〇を取り戻す1枚のシート

コンサルタントの酒井です。

あなたは、今忙しいですか?

この質問に「はい」と答えた方のみ、このブログをお読みください。

「忙しい」と心に余裕がなくなりませんか?

「忙しい」

この言葉、多くの方がついつい口にしてしまう言葉ではないでしょうか?

「忙しい」という言葉は、「心」と「亡」とに分解できますが、「落ち着いた心がない」ことを意味し、そこから、「忙」という漢字が成り立ったと言われています。

私も社会人となって、十数年が経ちました。

振り返れば、「忙しい」という状態を幾度となく経験してきました。

前職の頃は、終電に飛び乗ることも珍しくなく、会社に寝泊まりしたこともありました。「忙しい~」そう何度呟いたか、分かりません。

「忙しい」と感じているときというのは、まさに目の前の仕事に追われている状態。
「これを片付けて…。よしじゃあ、次はあれを片付けて…」

そうやって、タスクを片付けている途中に、別のタスクが入ってきたりして、、、結局、予定通りに全然進んでいないということもよくあることではないでしょうか?

このように目の前の仕事に追われているとき、気をつけなければならないことがあります。

忙しいときにこそ、思い出してほしいこと

それは、「そもそもこのタスクは何のためにやっているのか」という上位視点があるかどうかということです。

往々にして「忙しい」と感じるときというのは、この視点が失われてしまうものです。

では、営業パーソンが持っておくべき上位視点とは何でしょうか?それは、「すべての行動は、目標予算を達成させるためにある」という視点です。

営業パーソンの役割は、目標予算を達成させることなのですから、そもそもすべての行動は、目標達成に繋がっている必要があります。

しかしながら、忙しいと、この視点が失われてしまうもの。まさに、営業パーソンとしての「心」を「亡」くしてしまっていると言えます。

私たちは、コンサルティングにおいて、このような状態の営業パーソンを「目標に焦点があっていない」と表現しています。

目の前のことでいっぱいいっぱいになっていると、

「そもそもあなたの役割は何?」

「あなたの目標は何?」

「目標達成のために、取り組んでいることは何?」

と尋ねられたときに、瞬時に答えられません。

この質問をされ、地蔵のように固まってしまった人を数多く見てきました。しかし、いつまでも地蔵のように固まっている場合ではありません。

では、目標に焦点を合わせ、動き出すためにはどうすればいいでしょうか?

「忙しい」状態になっているときこそ、上位視点を取り戻し、目標に焦点を合わせるツールが必要です。

それこそが、「予材管理シート」です。

使ってみたことのある人なら分かることですが、予材管理シートは、目標と現状とのギャップを客観視し、このギャップを埋めるための行動を考えるツールです。

「今、手に余るほどの仕事を抱え、その処理に追われている」

そんな、まさに「忙しい」状態にある方こそ、騙されたと思って一度、予材管理シートをダウンロードして、まずは目標を書き出してみてください。

そして、見込み(ほぼ間違いなく受注できる案件)を書き出してみてください。

自ずと、営業パーソンとしての「心」を取り戻すことができるでしょう。

忙しい!と、もがいているときにこそ、予材管理で、「落ち着いた心」を取り戻していただきたいです。