予材管理の現場から 予材管理ブログ

あたりまえだけど忘れがち!?営業活動の時間の概念


予材管理クラウドサポートスタッフの北村です。
先日、35周年を迎えたディズニーランドへ行ってきました。

私はショーやパレード、キャラクターとのグリーティングや写真撮影がメインなので、アトラクションはその合間に乗る。という1日のスケジュールになることが大半です。

しかし、以前のブログにも書きましたが、私がそのような楽しみ方をするようになったのは大学生になってからです。

それまでは「いかにアトラクションを1つでも多く制覇するか」に命をかけていました。目標は「絶対に乗りたいアトラクションを制覇しつつ、1つでも多くのアトラクションに乗ること」。

特に私が小学生の頃はファストパス(通常より短い待ち時間でアトラクションに乗れるチケット)が導入されていなかったため、目標を達成するためには今よりも念入りに作戦を練る必要がありました。

小学生の頃の私は、まず「必ず乗りたいアトラクションは何か」を考えます。必ず乗りたいアトラクションを決めたら、そのアトラクションを制覇しつつ、他のアトラクションに1つでも多く乗るためにはどのように周ればいいのかを考えるのです。

ディズニーランドで鍵となる3つの時間

その際に重要となってくるのは3つの「時間」です。

1つ目は「待ち時間」

例えば必ず乗りたいアトラクションであれば、仮に待ち時間が2時間であってもその時間を費やせますが、そうでないアトラクションに同じ2時間を費やしていては、数多く乗ることも、必ず制覇したいアトラクションに乗ることもできません。

「アトラクションに対する希望度」と「待ち時間」の関係はとても重要です。この関係を意識しなければ、目標を達成できないリスクが高まります。

2つ目は「時間帯」

例えば開園直後、閉園前、ショーやパレードの時間帯にはアトラクションが空いている時間帯があります。そこでどのアトラクションを狙うべきかを考えるのです。

3つ目は「閉園時間」

閉園時間は日によって異なります。閉園時間つまり期限を確認することはなにより大切です。

期限から逆算をして作戦を練ることで、最悪の状況で時間切れ(閉園時間)となることを防ぐことができます。

この3つの「時間」を意識し作戦を練ることによって、小学生の頃の私は「必ず乗りたいアトラクションを制覇しつつ、1つでも多くのアトラクションに乗る」という目標をある程度達成することができていました。

営業活動で大切な「時間」とは?

…そんな私の思い出話をお読みいただいたところで、予材管理においての「時間」について考えてみます。

予材管理においても、「予材単価」と「個数」に加え、常に意識すべき概念は「時間」です。

「いつまでに」どうするのか、どうしなければいけないのか。常に逆算して営業活動を行うために、「時間軸」を意識することは当然大切です。

これは小学生の私が閉園時間を欠かさずチェックしていたのと同じです。

今回もう1点お伝えしたい「時間」の概念は「予材の受注リードタイム」です。「予材の受注リードタイム」とは、予材を仕込んでから、実際に仕事になるまでにかかる時間のことです。

水まき活動をしていく中で、当然、受注に繋がるまでにはかなりの時間を要する先もあります。

そこで注意すべき点は「予材単価」と「リードタイム」の関係です。「予材単価」を「アトラクションの希望度」、「リードタイム」を「アトラクションの待ち時間」だとすると、「絶対に乗りたいアトラクションではないのに、待ち時間が長い」としたら、その時間の使い方は効率がいいと思うでしょうか?

それであれば、希望度は低いが待ち時間が短いアトラクションに数多く乗れた方が、「1つでも多く」という本来の目標に沿っています。

そうなると、希望度が低いアトラクションは待ち時間が短く、多く乗れる方が断然いいはずです。

予材管理でも予材単価が小さいのであれば数をこなさなければ期限内に目標分、受注出来ません。

そのため、予材単価が小さく受注リードタイムが長い場合、非効率だといえます。「予材単価が小さい先に長時間費やす」先の数が増えれば増えるほど、期限内での達成が難しくなり、目標未達成リスクが高まります。

予材単価が小さいものに長い時間をかけない事。

単価と個数、そして「時間」を忘れずに、効率よく予材管理を回してくださいね!