予材管理の現場から 予材管理ブログ

私が大人数を前にして研修ができるようになった、たった1つのきっかけ

2018年05月23日


コンサルタントの酒井です。

私には趣味「だった」ことがあります。それは走ること。

30歳を過ぎたころ、「あるきっかけ」で走り始め、週末を中心に毎月100㎞ほど走るのが習慣でした。
しかし、それも過去の話。今は、ほとんど走っていません。

その理由はいくつかあります。
その中でも最も大きな理由は、マラソン大会にエントリーしなくなったからです。

かつては1月〜3月のマラソン大会シーズンは、10㎞、ハーフマラソン、フルマラソンと各地で開催される大会にスケジュールさえ合えば、ほぼ毎週末、出場していました。

ところが、あるときから全く大会にエントリーしなくなりました。その結果、私は走る習慣がなくなってしまいました。

たとえば、6/24に次の大会があるとします。今日が5/23としたら、大会まであと1ヶ月。
目標タイムを出したいと思ったら、残り1ヶ月間どれだけ走り込むといいのか、練習メニューを立てますよね。

私の場合、著名なマラソン監督の書籍を読むなどして、練習メニューを立てる参考にしていましたし、大会当日にベストコンディションに持っていくための直前の調整方法も取り入れていました。大会3日前から食事の摂り方も変えていました。

このように、目標」と「期限」が存在することで、走ることがあたりまえの状態を私は作り出していたわけです。

とりあえず予定を立てろ!

新しいことを始めるときというのは誰しも不安を持つものです。
今までやったことがないことを始めるわけですから、当然のことです。「別にやらなくていいじゃん」ともう一人の自分が囁きかけます。

これは、生物すべてがもっている「現状維持バイアス」という本能です。

しかし、ビジネスをしている以上、新しいことを始めないということは衰退を意味します。現状維持は衰退です。
常に新しい取り組みにトライし続け、今やっているものでも改善を繰り返していかねば、事業の未来はありません。

しかし、そんなことは分かっていても、「現状維持バイアス」の力は強力。無意識は意識の2万倍の力があるとも言われています。
新しいことを始めるというのは、相当のストレスが掛かるものなのです。
では、このように新しい行動をためらうとき、どうするといいのでしょうか?

それは、とりあえず予定を立ててしまうということです。

予定を立ててはじめて人は準備する

予定を立ててしまえば、あとはそのための準備をしなくてはならなくなります。うまくいくかは別にして、予定を立てることで、人はその予定日までに準備をしようとするものです。

私が30歳を過ぎたころ最初に走り始めたのは、「マラソン大会にほぼ強制的にエントリーさせられた」のがきっかけでした。

前職の先輩に、「酒井、4月にあるハーフマラソンにみんな出るから、お前も出るよな」と言われ、強引にエントリーさせられたのがきっかけでした。大会2ヶ月前にエントリーしましたが、全く走る習慣がなかった私は、そこから走るという新しい行動を始めたのです。

あのとき、先輩に誘われて、大会にエントリーしなければ、走ることなんて絶対にしていませんでした。

私が大人数を前にして、緊張せずに話せるようになった理由

アタックス・セールス・アソシエイツに入社してからは、新しい行動を始めるきっかけだらけと言ってもいいでしょう。

たとえば、セミナー開催。

私たちコンサルタントは人前で話せなければ仕事になりません。さらに人前で話すだけでなく、「場」をコントロールする力も必要です。
しかし、入社する前まで私は人前で話すことそのものが大の苦手でした。

そんな私は、代表の横山からあるミッションを与えられました。入社して3ヶ月が経過したある日のことです。

セミナー20回開催!!

4ヶ月間で20回。週1,2回開催しなければならないペースです。
今となってはたいしたことではありませんが、その当時の私にとって相当ハードルが高いミッションでした。

しかし、ミッションを与えられた以上、予定を立てるしかありません。9月から12月にかけて20回分の開催日の予定を立てました。(実際は、集客できないケースも想定して、25回分の開催予定を立てました)

そうです、予定を立ててはじめて、私は本格的に人前で話ができるよう練習をスタートさせたのです。

12月末までセミナーを20回やり切ったことで、自信を得ることができたのは言うまでもありません。
今では、どれだけ大人数を目の前にしてもまったく緊張せずに研修できるようになっています。

「とりあえず、予定を立てる」新しい行動を始めるためのファーストステップは、コレです。

ちなみに、アタックス・セールス・アソシエイツは、圧倒的な実績を出し続けていますが、
それは、いつも新しい取り組みをやり続けているからです。

いつも新しい取り組みをやり続けられるのは、うまくいくかどうかは別にして、とりあえずスケジュールに落とし込むのが、組織の基礎習慣となっているからです。

部下に予定を立てさせていますか?

この文章を読んでいる方が、部下をお持ちのマネジャーの方なら、自問していただきたいことがあります。

それは、「部下の新しい行動をマネジメントしているか?」ということ。

新しい行動を起こすには「現状維持バイアス」が掛かるのは先述したとおりです。私自身も、「走ること」や「人前で話す練習をすること」を自ら設定することはできませんでした。

自ら新しい行動を設定し、取り組むことができる部下はほんの一握りなのです。
だからこそ、マネジャーは新しい行動を設定し、そのとおり取り組んでいるかをマネジメントしなければなりません。

新しい行動を起こさせなければ、部下の成長はないからです。

もしそれをやっていないとしたら、マネジャーとしての仕事をしていないのと同じ。

たとえば、そんなマネジャーは、
練習メニューを設定しない監督・コーチと同じ。練習メニューとおりに取り組んでいるかをチェックしない監督・コーチと同じです。

よほど自己管理ができる選手でない限り、試合に勝てるレベルにまで自身を追い込むことはできません。

では、どのように新しい行動をマネジメントすればいいのか分からない方は、予材管理シートをダウンロードしてみてください。

予材管理シートには、予材ごとに「次回活動予定日」という項目があります。
白地を設定し、その白地に対する「次回活動予定日」の予定通りの実行と更新をマネジメントすることが新しい行動をマネジメントする第一歩です。

新しい行動予定を立てさせて、そのとおり取り組んでいるかをチェックすることができるのが、予材管理シートです。マネジャーとしての仕事のやり方が分からない方は、まずは予材管理シートをダウンロードすることから始めてみてください。