予材管理の現場から 予材管理ブログ

予材の適正量はいくつ?


予材管理クラウドサポートスタッフの北村です。

もうすぐ夏がやってきますね!季節の変わり目になると、私に襲いかかる誘惑、それはこれからくる季節の洋服です。
お店に並んでいる服(今でいえば夏服)を見ると心が躍り、ついつい欲しくなってしまいます。

しかし、現在私のクローゼットにはほとんど空きスペースがありません。(以前断捨離をしたにも関わらず…)
そこで、部屋の空きスペースに服の収納スペースを新たに作ろうかと考えたのですが、その作戦は思いとどまりました。というのも、収納スペースを増設し、所有できる服の量を増やしたところで、私が管理できる服の量は限られているからです。

忘れた存在はありませんか?

私の場合、所有する服の量が増えてしまうと、あまり着ない服の存在は忘れがちになります。

そのため、着る服をゆっくり選べる時に、クローゼットやタンスをよくよく見て、「あっ、そういえばこの服もあったな」と発見することが多々あります。

時には、お店で服を買うか迷っている時に「あれ?同じような服を去年買ったような…」と必死に思い返すこともしばしばです。(気づかずに同じような服を買ってしまったこともあります)

そのため、今以上に収納スペースを増やしてしまうと、所有している自分の服を更に把握しきれなくなり、着ていない所有しているだけの服が増えてしまうことが予測できるのです。

ですので、今後も季節の変わり目ごとに誘惑はあるかと思いますが、安易に服を増やさず、自分の管理出来る服の「量」をきちんと考えながらお買い物とオシャレを楽しもうと思います。

予材の数にも「適正量」があります!

予材管理においても、積み上げる「予材量」がとても重要です。
みなさんは「仕込むべき予材」を考える際、「予材単価」と「予材量」のどちらを先に考えていますか?

「予材単価」から考えてしまうと、「予材単価」を低く設定してしまった場合、予材を2倍積むためには膨大な量の予材が必要となるため、自身で予材を管理しきれなくなります。

私が服を増やしてしまうと、「そういえばこんな服もあったな」と持っている服を把握しきれなくなるのと同じです。
逆に、「予材単価」を高く設定しすぎた場合も、「予材量」が少なくなり目標未達成リスクが高まります。

よって、「仕込むべき予材」を考える際の順番は「予材量」→「予材単価」が正解です。

予材量=適正予材量は、横山の著書「予材管理のすべて」で「1人の営業パーソンが自己マネジメントできる量から逆算すると、適正予材量は1人につき「50個」を一つの目安(経験則)して考える」と述べられています。

もちろん、予材管理を行っていく中で、「50個」という「適正予材量」が企業様、営業パーソンによって変わることはあります。
しかし、予材管理導入当初は「適正予材量」を推し量るための根拠となる情報がありません。

「50個」を基準に、予材の金額を考える

そこで、まずは弊社の支援経験からあみ出した「50個」を基準に考え、仕込むべき「予材単価」を考えていただければと思います。

適正予材量が「50個」だと知っていれば、仕込むべき予材単価はすぐに分かります。

1億円が目標であれば、予材は2倍必要なので2億円。
仕込む予材量は50個ですから、2億円÷50個で仕込むべき適正予材単価は400万円です。

みなさまの予材管理シートには予材がいくつありますか?管理しきれない量の予材を抱えていませんか?

自身で運用ができる量の予材を積めているか、改めて確認してみてください!