予材管理の現場から 予材管理ブログ

白地は誰が描くのか?

こんにちは。コンサルタントの山本なつみです。

先日、あるメーカーの役員の方と商談をしました。予材管理を導入して5年目。
順調に業績を伸ばし、売上も従業員数も5年前の2倍以上伸びている成長企業です。

現在、弊社のコンサルティング支援はうけておらず、絶対達成プライムのサービスと、新入社員に書籍を必ず読んでもらうというだけで、自分たちで予材管理を運用されていらっしゃいます。

当時は営業現場を走りまわっていらっしゃったその方も、今は営業以外の部門を複数管轄。ご多忙さは相変わらずですが、営業組織はいかがですか?ときくと「営業は優秀な社員たちに任せていますよ」と余裕の笑顔。

しかし、そういいながら、話をしているとこれからの取り組みや展望を具体的にあつく語られます。

「これは白地なんですけどね」
「私も動いていますが、すでに仕掛りで、導入されるとすごい展開になりそうで」
「この商品のヒントはね、実は、コールセンターのメンバーからお客様の声をきいて・・・」

この方は今も常に白地を考えられていると10分もたたずしてわかりました。

営業パーソン以外も白地を描いていますか?

白地を描くのは、現場でお客様と直接接している営業です。しかし、決して営業だけが白地を描くのではありません。

メーカーであれば、商品企画、製造部門、品質管理、様々な人がいろんな切り口で描くことができます。経験豊富な役員や管理職も白地をかくことはできます。

その白地を実際に行動するのは営業かもしれませんが、会社全体で予材管理を理解し白地が描けると新しい予材がうまれるのです。

実際にその会社は、柔軟な発想、仮説力でBtoCからBtoBの市場へシフトチェンジされました。

商品はほとんど変えていません。もちろんPDCAを回し、膨大な成功や失敗を何度も繰り返しての結果です。

予材管理を導入することで、戦略をかえ、かえた先で成功をおさめている会社の事例をご紹介しました。
皆さんの会社では、誰が白地を描いていらっしゃいますか?